こんにちは 伊藤建設の関です。
登米市にある伊藤建設の本社に来ています。
早速ですが、創設者の「伊藤寅雄会長」の
家づくりに対しての思いを聞いてみました。
まずはじめに・・・
会長のプロフィールを紹介させて頂きます。
※自己申告です
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名前 : 伊藤寅雄
年齢 : 78歳
出身地 : 登米市
血液型 : A型
身長 : 160センチ
体重 : 60キロ
好きな芸能人 : 吉永小百合
趣味 : 麻雀、家庭菜園、読書
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その後、会長の家造りへの思いなどを
聞きました。
ココからが会長のコメントです。
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こんにちは、伊藤です。
私が1965年、昭和40年に伊藤建設を設立して
すでに49年という長い時間が経過しました。
年数にすると、すごく長い年月ですが
感覚的には一瞬のことだったような
そんな気がします。
私は昭和11年の生まれで、今78歳になりますが
昭和16年から20年は第二次世界大戦という戦争の
真っ最中で少年時代を過ごしました。
戦後の日本は、食べ物も着る物も少なく
今では想像できないような生活を
していたと思います。
家も、今は断熱性を求めて高気密住宅が
主流になっていますが、
私達の世代がその時住んでいた家は
雨風を凌ぐためのものでした。
思い返せば・・・
雨を防ぐと言っても、屋根には空が見える
穴が空いていましたし、風が吹けばトタンが
「バタバタ」と暴れていました。
冬寒く、夏暑い。そして・・・
雨が降れば雨漏りは当然。
そんな家で生活するのが当たり前
そんな住宅事情でした。
ですが、そんな今では想像もできないような家も
今でも忘れられない良い記憶もあります。
天気のいい初夏は、屋根の隙間から
星が見えて、カエルの鳴き声を聞きながら
いつの間にか眠りにつく心地よさ。
秋は、コウロギや鈴虫のキレイな音色を
聞きながら、近くを流れる小川の音も聞いて
子供ながらに安心できたこと。
そんな、今では体験できない生活を
当たり前のようにしてきました。
今のように、夏はクーラーはありませんから、
夕方は外に水を撒いて涼しくしたりもしていました。
冬は、家族みんなで暖をとり、家族団らんという
暖かさも味わうことができましたし、湯たんぽは
最高の温もりを味わえました。
そんないい思い出もありますが、やはり生活
という部分では不満は大きかったのも事実です。
そんな生活を少しでも良くする為、家族それぞれ
色々な知恵を出し合って「快適」という空間を
自己流で作っていきました。
私の家だけではなく、近所の家族も
日本中でやっていたと思います。
その事が、今となっては「おばあちゃんの知恵袋」
のような形で伝わっていることは嬉しい限りです
そうやって、少年時代を過ごしました。
その中で、家を造る仕事がしたい
と考えるようになりました。
自分の両親や親戚、近所のおばちゃん
みんなに今よりもいい暮らしをしたいという
夢を叶えてあげたいと考えました。
そして、建築の修行を得て、29歳の時
伊藤建設を創立したのです。
その時は・・・
「俺が登米のみんなの暮らしを良くしよう!
俺が先頭に立ってやる。俺ならできる!」
と考えていたと思います。
昭和40年、日本は高度成長期という時代でした。
その年に発売させて、今でも残っている物は
「オロナミンC」です。
現場での一服でもよくオロナミンCを飲みました。
車好きの方なら知っていると思いますが
トヨタの「S800」というスポーツカーも発売されました。
日産では、当時最高級車といわれた
「プレジデント」が発売された年です。
新しい家を持ち、車での通勤やレジャーを
楽しむという時代の始まりだったと思います。
その中で、伊藤建設も時代の流れに乗り
沢山の方々に家づくりのお手伝いをさせて頂きました。
単に「家づくり」と言っても、建てる場所や
大きさ、家族構成などによって様々な違いがありました。
今で言えば、その頃の家づくりは、100%
自由設計でした。
家づくりを通して、沢山の感動や嬉しさも
味わいましたし、大変さもありましたし、
時には失敗もしました。
その時、昔から体に染み付いている
「知恵を出す」という習慣が役に立ったと思います。
そして、同じ失敗を繰り返さない為にも
日々家づくりの勉強もしました。そして
現場で沢山の学びも頂きました。
技術は一回では習得できませんので、
何年もかけて、お客様も自分も納得できる
仕事をしてきたと自負しています。
78歳になった今でも、当時学んだことや
考え方は無駄ではなかったと思います。
当時は、マイホームブームということもあり
家を建てるお客様は沢山いらっしゃいました。
でも、その中で学んだことは、
「家を買って頂く」
という行為は後から付いてくるという事を
実感しました。
家を建てるという事は、私たちは
一生そのご家族とお付き合いしていくという
ことなのだと思います。
家は建てたら終わりではなく、建てた瞬間に
新しい生活やお付き合いが始まるという事です。
ですので伊藤建設は、スタッフ1人1人が
家というもの以上の価値を持っている必要が
あると考えています。
「この人なら安心して任せられる」
この言葉を頂いてからが、伊藤建設の商品である
「家」というものを提供させて頂く許可を得たと
いう事だと思います。
そして、今も伊藤建設が家づくりをしているという事は
50年、100年と会社を存続させていく
必要があるという事です。
ですので、今いる社員は、これから縁があり
伊藤建設の仲間になる人達の見本となる
人間になっていって欲しいと思っています。
そうやって、いい会社がいい家を建てるという
当たり前のようで、中々できないことをできる
会社にしていって欲しいと考えています。
家も私が少年時代に住んでいた、ホッとする
温かい雰囲気と家族が楽しそうに希望をもてる
家を建てていって欲しいと思います。
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ここまでが、会長からのコメントです。
沢山のお話 どうもありがとうございました。
次回、本社紹介☆②をお楽しみに(^o^)
関

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